「産後1週間、毎日1キロずつ減った」
眞鍋さんは、産後の体重減少は3キロだった。「子どもは3~4キロで生まれてくるのだから当たり前ではないか」と思うかもしれないが、体外に出るのは胎児だけでなく、胎盤、羊水、出血もあり、中には5キロほど減る人もいる。いずれにしろ、出産前後の体重を比べると、差し引き13キロ増えていたことになる。しかし、出産からわずか2か月後の2015年12月に収録した復帰番組では、妊娠前に比べて外見上の大きな変化はないように見えた。短期間で急激にやせたのだろうか。
2013年8月に出産を経験した30代女性は、眞鍋さんのケースについて「ちょっと増えすぎかも」と言いつつも、減り方については特に驚きを見せなかった。
「私の場合は妊娠中に12キロ増えて、出産直後に3~4キロ減りました。妊娠中は食欲が旺盛になって、妊娠前の倍くらい食べていましたね。産後も食欲は結構ありましたが、体重は最初の1週間、毎日1キロずつくらいのペースでみるみる落ちました。授乳していたからですかね。自然と妊娠前の体重に戻って、授乳しなくなると食欲も落ち着いていきました」
東峯婦人クリニック副院長の竹内正人氏は、生活情報サイト「オールアバウト」の記事「出産の基礎知識」の中で、「出産後は元の体型に戻る人もいれば、産むたびに10キロ増える人もいる」と個人差があることを述べている。一般に、母乳で子を育てる母親はその分多くのカロリーが必要になるため、体重が落ちやすいと言われる。
ネット掲示板への書き込みにも「妊娠で13キロ増え、産後1か月で妊娠前の体重以下になった」というものがある一方、「15キロ増え、産後7キロ落ちたけど8キロは減らないまま」「14キロ増え、産後4キロ減り、その後妊娠前の体重に戻るまで4年かかった」などとさまざまな事例が挙がっている。