専門家「もはやマネーゲーム」
この先、三菱自動車株の価格はどう推移するのか。ある個人投資家はJ-CASTニュースの取材に対し、
「これより下がることは考えられません。今までの推移を見ると、三菱自動車株は最高値で2400円前後、最安値でも400円前後です。日産との提携が決まりましたので、余程のことがない限り下がらないでしょう」
と予測する。
そして明日、16年5月13日の取引については
「売りと買いの攻防が繰り広げられるでしょう。もはや『マネーゲーム』といった趣ですが......。朝は100円高で寄り付き、終値は50円〜80円高に落ち着く。個人的にそう予測しています。それか、連続ストップ高となるかもしれません」
と見る。
12日、日産のカルロス・ゴーン社長兼CEOと三菱自動車の益子修会長兼CEOは横浜市で記者会見し、両社が戦略的アライアンスを締結したと発表した。日産は三菱自動車の発行済み株式34%を2370億円で取得し、同社の筆頭株主となる。
日産は、新規発行される5億660万株の三菱自動車株を、1株当たり468円52銭で取得する予定。この価格は前日終値よりも5.3%低い水準となる。株式の取得は、16年末までに全ての手続きが完了する見込み。