生活苦から「お湯」を盗んだ男 「何か切なくなるな」と同情も呼んだが...

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   事務所のポットからお湯を盗んだとして、長野県在住の無職の男(52)が逮捕され、ネット上で話題になっている。

   男は2016年5月10日未明、自宅近くにある建築会社の事務所に侵入し、ポットに入っていたお湯2リットルを自分のポットに移し替えて盗んだ疑いが持たれている。

  • お湯を盗んだだけではなかった…(写真はイメージ)
    お湯を盗んだだけではなかった…(写真はイメージ)
  • お湯を盗んだだけではなかった…(写真はイメージ)

「光熱水費が払えず、自宅のライフラインを止められた」

   読売や産経の記事によると、男は、合鍵を使って事務所に侵入していた。これまでも事務所に侵入していた疑いがあり、何らかの形で合鍵を入手したとみられているという。

   周辺では、配達された新聞が抜き取られる事件が相次いでおり、長野県警の捜査員が警戒していた。男は、その場で建造物侵入と窃盗の現行犯で逮捕された。

   県警の調べに対し、男は、「生活が苦しく、光熱水費が払えず自宅のライフラインを止められた。温かいお湯がほしかった」などと供述しているという。

   こうした記事内容について、ネット上では、「犯罪は犯罪だけど、何か切なくなるな」などと同情的な声が次々に書き込まれた。「カップ麺食いたかったのかな」「コンビニにお湯あんだろ...」といった指摘も出た。

   もっとも、「合鍵使って入るとかただの空き巣じゃねえか」といった冷めた声もある。

   地元自治体の福祉課によると、男は、生活保護は受給していなかった。

   そんな中で一体、男はどんな暮らしをしていたのだろうか。

   捜査が始まったばかりなので事実関係はよく分からないが、J-CASTニュースは、この男をよく知る関係者に取材できた。関係者は次のように話す。

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