耳のしわ、手のひらが赤い、いずれも要注意
次は「心筋梗塞が分かるチェック」3種類だ。最初は「耳たぶのしわを見る」。耳たぶの血管はとても細くて詰まりやすい。血流が悪く詰まってしまうと、耳たぶまで血液が届かずにシワシワになる。これが動脈硬化のサインというわけだ。
次に「アキレス腱の幅が1.5センチ以内」かどうかを測る。アキレス腱は心臓の冠動脈と「ほぼイコール」で、コレステロールがたまると太くなるのだという。1.5センチを超えていたら要注意だ。
最後に「目頭のしこり」。これもコレスレロールのたまり具合が分かるもので、たとえ自分にはなくても両親や祖父母、おじやおばにしこりがあったら、やはり心筋梗塞の可能性が出てくる。
石原医師はさらに、手のひらや顔が赤い人は血流が悪くなっていると指摘した。動脈硬化が起きると、血管が拡張して血流を良くしようとするため、手のひらや顔に現れやすい。耳たぶのしわと合わせて、注意したい項目だ。
「脳卒中がわかるテスト」も紹介された。1つ目は、20秒間片足で目をつぶったまま立つだけ。20秒前に足をついてしまったら、そのうち3割の人には小さな出血が生じている可能性があるそうだ。2つ目はもっと短く、たったの10秒でできる。両腕を肩の高さに水平になるように上げて、手のひらを上に向けて10秒間目をつぶる。目をあげた時に水平が保てておらず、片腕が下がっていたら、筋肉や運動をつかさどる大脳に異変が生じているかもしれない。