ヘルメットの対象者は1歳以上から
日テレ系の情報番組「スッキリ!!」では、5月9日朝の放送で、自転車用ヘルメットについて、サイクル用品店の声を紹介した。それによると、乳児用のヘルメットというものは製造されていないといい、ヘルメットの対象者は1歳以上からだというのだ。
また、番組で聞いた専門家は、乳児に数百グラムはあるヘルメットをかぶらせるのは、首の負担になり危険だと指摘していた。そして、もしヘルメットなしでおんぶすれば、事故に遭わなくても、転ぶ可能性があって危険なため、ベビーカーを使うべきだとしていた。
今回の自転車女性は、何か事情があって、ベビーカーを使わず、男児をおぶっていた可能性はある。また、女性は、T字路の側道から府中街道に出ており、右に曲がるときなど自転車で横断してもいい場所ではあった。
しかし、子供の命が最優先であることには変わりがない。
都の交通安全課では、「首がまだ十分に据わらないような赤ちゃんは、普通は親御さんが自転車に乗せないと思います。幼児用座席についても、取っ手を握れるようになるまで乗せるべきではないでしょう」と言っている。