明治の「サイコロキャラメル」が2016年3月末で販売終了となっていた。同社が5月9日、J-CASTニュースの取材に対して、事実だと認めた。すでに1月で生産は打ち切られている。
同商品は1927年発売。サイコロ状のパッケージが特徴的で、世代を問わず愛される商品だった。販売終了の理由について同社は、「強みのある分野」を強化する流れのなかで、キャラメル市場の縮小や、売り上げの減少があったと説明している。
北海道限定で「おみやげ」として、グループ会社が再発売を予定
ツイッターをさかのぼると、「生産終了」のうわさは、16年2月下旬ごろから流れていたようだが、突然の販売終了におどろいているネットユーザーは多い。ツイッターでは、ファンからの
「サイコロキャラメルが生産終了って.........」
「サイコロキャラメルって終了してたんだ...。旅に行く時困るな」
といった嘆きが出ている。
なお明治は15年2月、約90年の歴史を持つ「カルミン」の販売を終了していた。相次ぐロングセラー商品の消滅を受けて、
「カルミンに続き...」
「カルミンも無くなったんだよなぁ」
といった反応もみられる。
北海道のローカル番組「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)の人気企画「サイコロの旅」では、俳優の大泉洋さん(43)らの旅程を決める重要なアイテムとして使われていた。そのため、
「水曜どうでしょうのサイコロの旅が一番困るんじゃないか」
「いつかどうでしょうゴッコするためにもいくつか買っておこう」
といった視聴者からの声もある。
終売時の「サイコロキャラメル」は5箱(10粒入り)で税別122円。明治広報によると、「当社による再販売はない」が、グループ会社から6月に北海道限定の「おみやげ品」として発売予定。「どうでしょうの聖地」である北海道で買えるとなると、ほっと胸をなでおろすファンも多そうだ。