料金変更の効果は「現在、分析中です」
J-CAST記事に寄せられたコメントには、
「仕事でほぼ毎日使う身分としては痛い出費だ。子供にかけたいお金がなくなる」
「シンガポールのように都心の交通量削減のため、自家用車には重税を課してもいいと思う」
「こんなことを黙って受け入れるのは欧米では考えられないですね。フランスとかだったら暴動が起きてる」
といった声が寄せられた。
なかには、「高速料金の無料化」について、
「やったー!! 49年後には無料になるんだ、よかった......と思う人はいるのか?」
とのコメントもみられた。
取材時、首都高道路会社は「値上げ」の表現に、いい顔をしなかった。実際には、郊外から首都高を経由せずに郊外に抜けるコースであれば、値下げされていた(たとえば埼玉・久喜~東京・八王子は、圏央道で510円値下げ、首都高経由870円値上げ)からだ。
会社側は、「首都高を迂回してもらうことで渋滞緩和につなげたい」と、その狙いを話していた。
もちろん、会社側も中央環状線と渋谷(3号)線を結んで板橋方面から迂回して中央高速や東名高速に入れるルートをつなげたり、車線を増やしたりするなど、渋滞解消のための手を打っている。
とはいえ、それにも「おカネはかかる」のだ。
会社側は、「高速道路の建設費用は借入れで賄われています。高速料金はその返済原資になります」と説明。借金返済のためには、値上げする区間があるのはやむを得ないと、繰り返し理解を求めた。
J-CASTニュース編集部が2016年4月28日に改めて取材したところ、会社側は、「(料金変更の)効果については現在、分析中です。情報を公開する時期を含め、検討しています」と話した。