「復帰してください」の声に答えるために
今回の熊本地震では、くまモンが「復興のシンボル」となっている。これまで「本人」は表舞台に登場してこなかったが、キャラクターとしては支援イラストなどに幾度も描かれてきた。
熊本県は4月19日、熊本地震被災地支援チャリティーイベントや募金活動に限り、イラストの利用を許諾不要の届け出制にすると発表。こうした行政の動きもあり、SNS上には日本各地のご当地キャラなどとコラボした被災地の応援イラストが数多く公開されている。
くまモンの「生みの親」である放送作家・小山薫堂さんも、4月20日に被災地の復興支援のための「くまモン募金箱」を立ち上げた。5月4日には、被災地の子どもたちへ向けた「くまモンぬり絵」を自身のフェイスブックで公開していた。
こうした状況の中、くまモン自身が活動を休止していた理由について、熊本県くまもとブランド推進課は5月5日のJ-CASTニュースの取材に、
「くまモンの『やんちゃ』なキャラクターやSNSでの言動が、地震に見舞われた方々への心情にそぐわない部分があると考えていた」
と話す。その上で、再始動を決めた理由については、
「くまモンも被災者の1人ということで、最初は心配や励ましの声が届くことがほとんどでした。ですが、ここ最近、『会いたい』『復帰してください』といった手紙やメールが増えてきました。そうした皆さんの思いに答えるため、復帰を決めました」
と説明する。活動再開を望む手紙やメールは、5月4日までに国内外から110件も届いていたという。
被災地の混乱を防ぐため、くまモンの今後のスケジュールは非公開だが、避難所への訪問やボランティア団体へ感謝を伝えに行くといった活動が中心になる。なお、ツイッターやフェイスブックといったSNSの再開時期は未定だという。