半年間のダイエット大反省会(前編) 食生活改善のターニングポイントは

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夕食の改善が成功していなかったら今頃は...

   それでも食事の中身が変わっていったのは、妻・美香子さん(仮名)のナイスアシストのおかげだ。キヨシさんは、「夕食は、いつも違うおかずが数種類並んでいました」と思い出した。サラダや豆腐、野菜の煮物などバランスよく栄養を摂取できるよう、工夫してくれたのだ。メインディッシュも肉から魚に変わり、高カロリーの料理が減り、徐々にヘルシーメニューにシフトしていった。

   ダイエットに対するキヨシさん自身の意識にも、変化が生まれた。開始当初は「やらなきゃいけない、という感覚で面倒でした」と明かすが、家族のサポートを受け、周囲から「ダイエット、がんばっていますか」と注目されるうちに、「成果を出そう」と前向きになれたのだ。

   その「やる気」は、長年の「朝食抜き」というスタイルを改めるきっかけにもなった。管理栄養士から「朝食を欠食すると、5倍太りやすいというデータもあります」との指摘も衝撃だったようで、豆乳を飲みパンをかじるようになっていった。もちろん、すぐに食習慣を変えられたわけではない。「食べたくないのに無理をして、最初はキツかった」。実際に最後まで、毎日朝食をとるまでには至らなかったが、以前は空っぽのお腹をかかえてランチタイムまで過ごしていたことを考えると、徐々にではあるが改善しているのは間違いない。

編集部「半年前と比べて、食生活では何が一番大きく変わったと思いますか」
キヨシさん「夜ですね。とにかく食べる量が減りましたし、ガッツリ系にはあまり魅力を感じなくなりました。今では軽めに盛ったご飯に豆腐、納豆で十分なぐらいです。夕食の改善が成功していなかったら、ここまで体重は減らなかったと断言できます」

   ただし、食事を減らすだけでは限界があったのも事実。不健康なやせ型になる恐れがあり、体脂肪率が一時リバウンドしたこともあった。「ソファーが友達」と公言し、休日はインドア派だったキヨシさんが体を動かすようになれたのは、どんなきっかけがあったのか。次回検証してみる。

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