連休明けの2016年5月2日の東京株式市場は、東京証券取引所1部に上場する9割を超える銘柄が下落する全面安の展開となり、大幅に続落。日経平均株価は4月28日に比べて604円03銭安の1万6062円02銭で前場を引けた。一時は下げ幅が690円を超える、1万5975円47銭まで急落。4月12日以来、約3週間ぶりに1万6000円台を割り込んだ。
日本銀行が4月28日に追加の金融緩和を見送ったことで、前週末の海外の外国為替市場で円が急伸したことが背景。トヨタやホンダなど主力の輸出関連株を中心に売られた。
一方、5月2日の東京外国為替市場でも円高の流れは変わっていない。円相場は1ドル106円台半ばで推移しており、4月28日夕に比べて2円前後の円高ドル安に急伸している。
ドル円は2014年10月以来、約1年半ぶりの水準。