【意外とバズったJ-CAST記事(4)】国会議員の会議中の発言を報じた記事がネット上で物議を醸すことはよくあるが、会議中の「態度」だけを伝えた記事が大変な注目を集める珍しいケースがあった。
元法相・松島みどり衆院議員(59)の審議中の様子を取り上げたJ-CASTニュースの2016年3月18日の記事
「大アクビに携帯ピコピコ、答弁者の横で堂々読書 国会映像大ヒンシュク・松島元法相が読んでいた本とは」
は、フェイスブックで1400人以上がシェアし、ツイッターでも多数リツイートされた。固いイメージの政治家ネタでありながら、これほど「バズッた」のはなぜか。
「 やる気のなさ」が一目瞭然の画像に反応?
記事は、3月の衆院外務委員会で岸田文雄外相の隣に座っていた松島氏の様子を詳報したものだ。
審議中の松島氏は、問題発言があったどころか、一言も発言していない。そのかわり、豪快にアクビをし、ウトウトと居眠りする様子がインターネット中継用のカメラに映っていた。起きていても携帯電話をいじったり、読書を始めたり...と、とても審議中とは思えないものだった。
松島氏の態度については複数のメディアが取り上げていたが、たとえば朝日新聞デジタルの記事は画像が1枚もなかった。J-CASTニュースでは、その「やりたい放題」ぶりを文章で細かく描写。加えて「問題場面」を、衆院が公開しているネット中継映像から計5点、スクリーンショットし画像として掲載した。
その結果、フェイスブックでは1400人以上が記事をシェアした。J-CASTの政治記事でこれほどシェア数が伸びるのは珍しい。フェイスブックでは画像が重視される傾向にある。やる気のなさが一目瞭然の画像が、とりわけ目を引いたようだ。ツイッターでも数多くリツイートされた。