ジャーナリストが「メディアと政治の共犯的関係」と紹介
大手メディアがネット上でこうした観点に触れることが少なかったこともあってか、この記事は、公開直後から注目を集めた。知りたいことを知るためには、既存メディアだけでは飽き足らないネットユーザーの関心が集中したともいえる。
毎日新聞出身でネットの世界にも詳しいジャーナリスト、佐々木俊尚さんはこの記事のURLを紹介しながら
「メディアが政治から圧力を直接的にかけられていることはない。メディアと政治の共犯的関係の問題だと私は思っています」
とツイートした。このツイートは200回以上リツイートされた。
ただ、記事に寄せられたツイートやコメントも極めて多数にのぼり、佐々木氏のような意見が大半かというと、そうでもない。
おおまかに分ければ、(1)「脆弱性とか表現の自由とか言う前に、マスメディアの品格と公正さを求めるよ」などと、今の日本のメディアが政府を批判する前に、自らの姿勢をただしたほうがいいとの声(2)「先進国として本当に恥ずかしい」などと日本の表現の自由が損なわれつつあることを危惧する声(3)国連の調査の妥当性に疑問を呈する声、の大きく3パターンの声が寄せられた。