「手術あと」もう目立たない 「貼るだけテープ」でケロイド化防ぐ

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   外科手術の傷あとは、皮膚を引っ張ったりこすったりすると炎症が起き、ケロイド化して赤く盛り上がってしまうことがある。傷あとを目立たないようにするには、術後のケアが必要だ。テープ材メーカーのニチバン(東京都文京区)は、手術後の傷口を保護するテープ「アトファイン」を2016年3月18日から販売している。

   絆創膏(ばんそうこう)のように傷口に貼るだけで、衣服のすれなどから皮膚を保護でき、炎症やかゆみを抑えてケロイド化を防ぐのに役立つ。長期間貼りっぱなしでも刺激が少ない粘着剤を使用しており、貼り替えは5~7日に1回でよい。

   ニチバンが帝王切開の経験者200人にアンケート調査を行ったところ、77%が傷あとは「気になる」としながら、傷あとのケアを「した」人は29%にとどまった。ケアを「しなかった」人のうち、「方法を知らなかった」「面倒だった」「高価で買えなかった」ことを挙げた人は合わせて80%にのぼった。アトファインは、「誰でも簡単に始められるケア方法を提供しよう」との目的で開発された。

   サイズはS(30×49ミリメートル)、M(50×114ミリメートル)、L(50×164ミリメートル)の3種類あり、傷口の大きさに合わせて選べる。

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