NTTドコモ「アラーム音の変更は考えていない」
緊急地震速報に批判的な声としては、「不安あおる音がいけない」「もっと可愛い音にしろ」「選択できるようにバージョンを取り揃えてほしい」といった意見が出た。
一方で、「怖くなきゃ意味なくね?」「かわいい音なんかにしたらみんな避難しなくなるぞ」「子供が脅えるなら親がしっかり力づけて」などとアラーム音に理解を示す向きも多く、賛否両論になっている。
NTTドコモの広報部によると、携帯電話の緊急地震速報については、最初から受信しない設定にすることができる。受信を選んだとしても、電源を切ればアラーム音は出ない。また、音量は調整できないものの、バイブレーションで知らせるマナーモード設定にすることはできるそうだ。
速報の受信で助かっているという声の方が多いといい、ドコモでは、「雑踏の中でも聞こえる、高齢者でも聞きやすい、といった条件を専門家が考えたうえで導入しています。アラーム音の変更については、今のところ考えていません」としている。
気象庁の管理課でも、「受信するかは個人の自由ではありますが、命を守ってもらうための速報ですので、受信しなくてもいいとは言えません。アラーム音については、色々な音に変わると混乱の原因になりますし、少し緊迫感があるものでないと伝わらないと思います」と言っている。