あの3人こそ、もっとも冷静に自覚してる?
というのも、「ベビメタ」は誕生時点からそういうものであり、それを前提に楽しんできたから、いまさら「まがい物」といわれても脱力感しかない、という人たちが多いからだ。さらに、ベビメタは、日本独特のアイドルのスタイル、アニメ、アニソン、アキバ系カルチャーと音楽の「ヘビメタ」をミックスしたものであり、それを「評価できない」「世も末だ」と言われるのは、日本のポップカルチャーを全否定されたも同じと考える人も出て、ネットの掲示板には、
「企画ものだからな 。まがい物でもいいものは良いと思うよ」
「正直あの女の子三人がやってることはお遊戯会レベル。もちろん単なるアイドルならあの程度で十分だけど、それは音楽評論家が評価する対象じゃないわな」
「あの3人の目を見て『あなた達はまがい物です』って言ってみろとか申されましても、あの3人こそ自分たちがなにを『やらされているか』もっとも冷静に自覚してるでしょ」
などと書き込まれた。
そうした中で、プロのインタビュアーの吉田豪さんが4月26日、ツイッターでこうつぶやいた。
「BABYMETALはまがい物だし、ピーター・バラカンは偏屈者だし、どっちも『そこがいいのに!』ってだけのことだと思ってます」
これがネットでは、多くのコメントの中でも「的を得ている」と評価されている。