トヨタ自動車グループの世界販売台数(ダイハツ工業と日野自動車を含む)が、独フォルクスワーゲン(VW)グループを上回り、年度ベースで2年ぶりに首位に返り咲いた。
トヨタが2016年4月26日に発表した15年度のグループ全体の世界販売台数は、前年度から0.7%減少の1009万4000台。3年連続で1000万台を上回ったが、4年ぶりの前年割れとなった。
北米や中国での販売が好調だったが、東南アジアなどで振るわず、前年度並みだった。また、国内ではダイハツが手がける軽自動車の販売が、軽自動車税の引き上げなどの影響で1割ほど減ったのが響いた。
一方、VWの世界販売台数はディーゼルエンジンの排ガス不正問題の影響などから、14年度と比べて2.3%減の995万1000台にとどまっていた。