「おそ松ファンの皆さん、おめでとう」――。2020年東京五輪・パラリンピックの新たな公式エンブレムが「組市松紋」に決まったことに、なぜか大ヒットアニメ「おそ松さん」のファンが喜びを爆発させている。
おそ松ファンが反応した理由は、「市松」と発音(いちまつ)が同じ「一松」というキャラクターがアニメに登場するためだ。一部のファンからは、「審査員がおそ松女子だった可能性ありますね」「エンブレムの市松模様っておそ松さん由来?」といった声まで出ている。
ツイッターには「おめでとう一松!」の声相次ぐ
東京五輪の新しいエンブレムが、藍色の四角形を組み合わせた「組市松紋」のA案に決まった16年4月25日午後、ツイッターには、なぜか「一松」という言葉が相次いで投稿された。
「一松」とは、大ヒットアニメ「おそ松さん」に登場するキャラクターだ。作品の主人公である六つ子のうち四男にあたり、ネガティブで皮肉屋な性格が特徴。若い女性を中心に、「放っておけない所がカワイイ」「慰めたくなる」などと人気を集め、過去に実施された六つ子の人気投票でも上位に入っていた。
また、アニメの原作となった故・赤塚不二夫さんの漫画「おそ松くん」では、一松の名前は「市松模様」に由来するものと説明されている。そのため、最終候補の4作品が発表された4月8日以降、ネット上には、
「一松とうとうオリンピックのエンブレム候補になっちゃった......って朝からよくわからないくらい感動した」
「おそ松さんの一松好きだから、市松紋つかった奴がいいな」
といった声も数多く寄せられていた。
こうした経緯もあり、今回新たな五輪エンブレムに「組市松紋」が選出されたことで、おそ松ファンが「おめでとう一松!」「やったね一松!」などと喜びを爆発させたのだ。