震災で子どもは心に傷を負っていないか 大人にできる心理ケア法をウェブで紹介

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   NGO団体「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は2016年4月15日、熊本地震で心理的に不安定になっている子どもへのサポート方法を紹介するウェブサイトを開設した。

   災害のような危機的な状況下では、不安やストレスを抱える子どもは特有の「サイン」を示す。不眠になったり泣いてしまったりするほか、より心理的な負荷が大きいと(1)頭痛、食欲不振など身体的な症状を発する(2)攻撃的になり他人を傷つけようとする(3)引きこもりがちになる(4)他人の話に反応しなくなる――などの反応が出るという。

   対策としては、子どもにとって安心できる大人がそばにいて、(1)サインが出てケアを必要とする子どもがいないかを「見る」、(2)ニーズや心配事について「聴く」、(3)医療をはじめ適切な対応が受けられるよう子どもを「つなぐ」、の3ステップを挙げた。

   「遊び」の重要性も強調している。遊びの中で感情を表すのは子どもの自然なストレス対処方法で、安心して遊べる場を大人がつくってあげるよう促している。

   もし自分だけで対処できなければ、避難所にいる医師や看護師、臨床心理士らに相談し、無理せずできる範囲での支援をすすめている。

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