産経は無党派が野党に流れたことを警戒
これらの新聞と対照的なのが産経新聞だ。
「首相、無党派つかめず危機感」
の見出しで、支持政党を持たない無党派層の73%が野党側の池田氏に投票したという共同通信の出口調査の結果を紹介しながら、
「今後、相当引き締めていかないといけない」
という安倍首相の言葉を伝えた。和田氏の当選についても
「ひとまず与党候補が勝利した」
と抑制的だ。
この抑制的なスタンスは、政府・与党と共通している。菅義偉官房長官は4月25日午前の会見で、
「きわめて厳しい戦いだったが、勝利を収めることができて本当に良かったと思っている」
「今回の結果に奢ることなく、謙虚に国家国民のために政府与党としては一致して一層の緊張感を持って有権者の負託に応えられるようしっかり、これからも政権運営に努めていきたい」
と述べた。