ハンセン病特別法廷で最高裁が謝罪 「差別助長し、人格と尊厳傷つけた」

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   最高裁は2016年4月25日、ハンセン病患者が当事者となった裁判を、裁判所外に隔離された療養所などに設置した「特別法廷」で審理してきた問題をめぐる調査報告書を発表した。最高裁の今埼幸彦事務総長は、特別法廷の運用が裁判所法上違法だったとした上で、「差別を助長し、患者の人格と尊厳を傷つけた」として謝罪した。

   報告書では、特別法廷の設置を

「社会の偏見、差別を助長するもので、深く反省すべきだ」

と強く批判していた。最高裁が司法手続きの誤りを認めて謝罪するのはきわめて異例。

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