台湾の「研究所」、M8地震の予測は外れる 噂広がり、NHKも注意呼びかける事態に

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「時間や場所を特定する地震予知は確立されていない」

   こうした騒ぎを受けて、災害に関する情報などを発信しているNHKの公式ツイッター「NHK防災・生活」は20日、

「「『22日にすごい地震が起きる』『北九州にM8の地震が来る』のは本当ですか?」といった質問が増えています。現代の科学では時間や場所を具体的に特定する地震予知は確立されていません。日本はどの地域でも地震への備えが必要ですが、あやふやな情報にはくれぐれもご注意下さい」

と投稿した。具体的には書かれていないが、上記の「予報」を受けた注意喚起であることがわかる内容だ。

   NHKの呼びかけにもかかわらず、不安の声は拡散され続けたが、結局22日が過ぎ、これに当てはまるような地震がなかったことで、噂は自然に終息、地元からはとりあえず一安心の声が上がった。

   なお、「地震予測研究所」はその後、繰り返し件の「予報」を修正しており、最新のものでは「(23日から)5日以内」にまで先延ばしされている。そもそもこのブログでは元々、月に60~80回「予報」を乱発、対象地域もかなり広いのが実情である。

   一方、気象庁によると24日15時までに、震度1以上の地震が一帯では865回発生するなど、依然として活発な地震活動が続いている。今後1週間ほどはなおも震度6弱クラスの揺れが起こる可能性があるといい、引き続き注意が必要だ。

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