「売名」「不謹慎」――熊本地震をめぐる有名人の言動への「非難」が話題になっている。当の有名人は、こうした反応をどう捉えているのか。
今回の熊本地震をめぐっては、タレントの紗栄子さんが被災地への500万円の寄付を表明したことが「偽善」「売名」などと一部からバッシングを受けたり、芸能人などのツイッターでの発言などに「不謹慎だ」などといったコメントが付いたり、といった話題が続いている。
松本さんに「売名」などとなじるリプライも
ダウンタウンの松本人志さんも2016年4月16日、「僕にもきっと何かが出来ると思っています。待っていて下さい」と、被災地へ向けたエールをツイッターに投稿した。多くの反応は好意的だったが、中には少数ながら、「売名行為」などとなじるリプライが返された。
24日の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で松本さんは、自らこの件に触れ、「俺もうこれ以上名前売りたくないので」。共演者らからは笑いが起こったが、松本さんは真剣な表情で、「すごい腹立ちますよ」と憤りを隠さない。
「すっごい腹立ちますけど、これで腹立って(発言を)やめるのも絶対違うし。こういう人たちって......なんなんでしょうね」
「ワイドナショー」ではこの松本さんのボヤキを含め、こうした心無い発言をする人は「ごく一部」であり、それに流されるべきではない、という論調で話題が進行した。
対して、同じ日の「サンデー・ジャポン」(TBS系)では、爆笑問題の太田光さんが皮肉たっぷりに「叩く側」の心情を分析した。