「記者が被災地少女を雨の中に」批判に報道局幹部が答えた 「ネットで猛反発」でも「謝罪の形」とらなかった理由

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親族から「謝る必要などない」と言われた

   22日のコメントを発表した意図とは、いったい何だったのか。KKTの報道局幹部は16年4月23日のJ-CASTニュースの取材に対し、

「インターネット上で『謝罪になっていない』との批判が上がっていることは知っています。ですが、本人たちが『謝罪はいらない』と言っている以上、我々は誰に向けて謝罪すればいいんですか?」

と話す。

   続けて、発表文では「経緯を説明するため」にアナウンサーを派遣したとしているが、当初は謝罪に向かわせたのだと明かす。その際、少女とその親族から「謝る必要などない」「気にせず仕事に戻って」と言われたため、本人の意思を尊重し、「あえて謝罪の形はとらなかった」と説明した。

   また、少女2人はテレビの取材を楽しんでいる様子だったとして、取材前の打ち合わせの際には、アナウンサーとも「仲良く話していた」とも続けた。さらに、現場には少女の祖父母もいて、取材中の様子は保護者も確認していたという。そうした理由を挙げた後、

「(少女らに対して)無理に『問題ない』という趣旨のコメントを言わせたわけではない」

と強調。さらに続けて、

「放送した内容について、ご不快に思われた方がいたとすれば、そこについてはお詫びしたい。ただ、先ほど述べたような現場の状況を総合的に判断した結果、インターネット上の批判に対して釈明・反論するようなコメントになったのです」

と話した。

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