「メイクでは、美人度が2%しかアップしない」ってホント?

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   キレイは、いくつになっても女性の永遠の憧れ。そのために毎日せっせと鏡に向かっているアナタにショックな研究成果が2つある。

   1つはメイクをしても「美人度が上がるのはたった2%」、もう1つは、男性はアナタの努力とは裏腹に、限りなくスッピンに近い女性の顔を好むというのだ。

  • そのお化粧、ちょっとやり過ぎかも(イラスト・サカタルージ)
    そのお化粧、ちょっとやり過ぎかも(イラスト・サカタルージ)
  • そのお化粧、ちょっとやり過ぎかも(イラスト・サカタルージ)

ファッションや姿かたちなど様々な要因の影響

   この2つの研究をまとめたのは英バンゴール大学のアレックス・ジョーンズ教授。1つ目は2015年1月、知覚心理学誌「perception」に発表した。

   ジョーンズ教授は、女性の化粧が魅力度のアップにどの程度効果を上げているかを調べるため、若い女性約100人に協力してもらった。そして、メイク前(スッピン)の顔をAグループの男性たちに見せ、メイク後の顔を別のBグループの男性たちに見せた。それぞれのグループの男性は、女性たちの顔の美人度を詳細な項目により点数で評価した。

   すると、確かにメイク後の美人度はアップしたが、Aグループの評価とBグループの評価は平均して2%しか違わなかったという。ちなみに、この実験で使われた化粧方法は、色をのせるメイクだった。

   この結果について、ジョーンズ教授は「現実の世界では、女性の美しさはファッションや姿かたちなど様々な要因の影響を受けています。しかし、それらの要因の中で、メイクによって美しさが向上する幅は非常にわずかだということがわかりました。被験者の男性たちの点数評価を分析すると、女性の美人度の69%が、生来の顔つきに起因しています」と語っている。

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