利益絶好調のコンビニ大手3社 それでも抱えるそれぞれの「不安」

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ローソン、今後は店舗数で3位に後退

   現在2位のローソンは、営業利益が前期比2.9%増の725億円だった。ローソンもコンビニ事業が収益の大半を占めるが、2014年に買収した高級スーパー「成城石井」も好調で、収益の底上げに寄与した。

   コンビニ事業は、2015年6月の創業40周年を機に、商品づくりを一から見直した効果が出て、「新潟コシヒカリ紅鮭弁当」を始めとするこだわりの商品が消費者の支持を得た。また、「マチの健康ステーション」として健康を意識した商品が好調。「1食分の野菜」を手軽に得られる「グリーンスムージー」などの売れ行きが良かった。ただ、後述するように、ファミリーマートの経営統合で、今後は店舗数で劣勢に立たされる。

   一方、ファミリーマートの営業利益は前期比20.6%増の487億円だった。基幹商品である弁当、おむすび、パスタなどを調理方法から見た目にいたるまで全面的に見直し、品質を向上させた効果が出た。また、2015年10月に発売した電子レンジで調理するラーメンもヒットした。

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