「新潮45」名誉棄損訴訟、橋下氏が逆転敗訴

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   大阪市の橋下徹・前市長が月刊誌「新潮45」の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の新潮社と記事の筆者に損害賠償を求めていた訴訟の控訴審判決が2016年4月21日、大阪高裁(中村哲裁判長)であった。判決では、新潮社側に110万円の支払いを命じた15年9月の大阪地裁判決を取り消し、橋下氏の請求を棄却した。

   問題とされたのは、「新潮45」11年11月号に、精神科医でノンフィクション作家の野田正彰氏が「大阪府知事は『病気』である」と題して寄稿した記事だ。1審判決では、記事の根拠になった橋下氏の高校時代のエピソードを「裏付けがない」としたが、高裁判決では「真実と信じるに足る理由があった」とした。

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