孫社長や益若つばさも「寄付額公表」で批判され...
19日には、紗栄子さんの交際相手としても知られるスタートトゥデイ(ZOZOTOWN運営会社)の前澤友作社長も「熊本県に1000万円寄付しました」として振込受付書の写真を投稿した。
その後、同様の批判が目にとまったのか、20日には「寄付したことは公表しない方が良い、という意見がチラホラありますが理由が知りたい。なぜですか??」とツイッターで問いかけた。
ネット上では紗栄子さんらの公表について「善意の連鎖になる」「たとえ偽善でも立派」と好意的な声が多いものの「黙ってればいいのに」「訊かれてもないのに金額を書くのは下品」といった声もあり、議論になっている。
寄付を報告した有名人に批判が寄せられたのは、今回が初めてではない。
ハリケーン「サンディ」が米北東部を襲った2012年、ソフトバンクの孫正義社長(58)が同社グループとして計50万ドルを寄付するとツイッターで発表したところ、「寄付まで商利用すんなクズ!」などと噛みつかれていた。
2013年にはモデルの益若つばささん(30)がフリーマーケットでの全売上金5万7000円を日本赤十字社に寄付したとツイッターで報告。東日本大震災の義援金のようで、振込画面も公開すると、この時も「やってやったぞって優越感?」といった皮肉が届いていた。大金でなければ叩かれない、というわけでもないようだ。
影響力のある有名人が支援活動を公表することは、支援の輪の拡大につながるとの指摘もある。一方で、「公表せずに行う」ことが美徳と捉える人が一定数、存在するようだ。
東日本大震災発生時には、お笑い芸人の江頭2:50さん(50)が自らトラックを運転して福島入りし、支援物資を届けたことがツイッター上の目撃情報などで明らかになった。本人はこれを公表しておらず、全くの「お忍び」だったことから、ネット上では今でも「美談」「伝説」として語り継がれている。