「MBSアナの弁当ツイート」擁護のつもりが「ブーメラン直撃」 元フジ長谷川豊アナの「被災地で食料買い占め」経験に批判殺到

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   災害報道をめぐる、元フジテレビアナウンサーで現在はフリーの長谷川豊アナ(40)のブログが炎上中だ。かつて被災地に取材で訪れた際に、災害現場近くのコンビニの食料品の殆どを経費で買い占めていた、と明かした過去のブログ記載に注目が集まり、ネットで騒動になっている。

   発端は、今回の熊本地震に関係する、長谷川アナの2016年4月19日のブログだ。毎日放送(MBS)山中真アナウンサーの「弁当ツイート問題」を擁護していて、山中アナを叩いているネットユーザーに「下品なノイジーマイノリティ」などと喧嘩を売っていたところ、先に触れた「買い占め」などの行動を記したブログの存在が発覚した。ネットでは長谷川アナに対し、「ブーメラン直撃w」などと批判が向けられている。

  • MBSの山中真アナを擁護したことが思わぬ「ブーメラン」に(写真は長谷川豊公式ブログのスクリーンショット)
    MBSの山中真アナを擁護したことが思わぬ「ブーメラン」に(写真は長谷川豊公式ブログのスクリーンショット)
  • MBSの山中真アナを擁護したことが思わぬ「ブーメラン」に(写真は長谷川豊公式ブログのスクリーンショット)

「会社の経費をいいことに、おにぎりやパンなどを買い占めます」

   「買い占め」記載があるのは、2015年9月15日付けの長谷川アナのブログだ。茨城県常総市大水害の際にテレビ局が取材のヘリを飛ばして救助を妨害している、という騒動があったことに触れ、

「今思えば、一番まずいことをしていたなぁ...と感じるのは、むしろヘリなどよりも、コンビニの『買占め行為』の方でしょうか」

などと取材関係者の内幕を綴っていた。フジテレビは報道局、情報局から何チームもの取材クルーが出てメンバー全員が3食と、水分を十分に補給する。他の局も同様だ。全国紙、地方紙の記者も来て、

「それらが、災害現場近くのコンビニに群がります。そして、会社の経費であるのをいいことに、おにぎりやパンなどをほとんど買い占めます」

と打ち明けた。地元に物資が不足しているときに、これは適切なことなのか少々疑問に感じる時もあった、メディアが一斉に事件現場や災害にたかる姿は「メディアスクラム」だと非難されがちだが、いい面と悪い面が両面あり、いい面は地元の景気が良くなる事だ、などと書いている。

   どうしてこのブログが急に注目されたのかというと、事の発端はMBSの山中アナのツイートだ。

「他人をかばってるフリして自己弁護してたのか」

   山中アナは16年4月16日夜に、

「やっと今日の1食目。食料なかなか手に入りにくいです」

として弁当の写真をツイッターに投稿した。これが「食料の現地調達は厳禁」「現地の貴重な食料を食い潰すな」「局で持参しろよ」といった批判が集中することになり、山中アナはツイートを削除し、

「被災地のみなさんに不快な思いをさせてしまいました。配慮に欠けた行為で申し訳ありませんでした」

と謝罪した。しかし、この山中アナの騒動は簡単には収まらなかった。

   長谷川アナは16年4月19日の自身のブログで山中アナを擁護し、現場はとても壮絶なものであり取材陣も人間だから食事は必要だ、と訴えた。自分も2、3日ご飯を食べられなかったことくらいは経験している、と書いた。中山アナを非難しているネットユーザーに対し、腹に据えかねたのだろう、

「本州の遠くから、テレビを見ながらマスコミ批判をしていれば満足する下品なノイジーマイノリティに言いたい」

などと喧嘩を売るような文章を綴り、揚げ足取りのような文句ばかり言うのではなく、誠実に頑張っている人を認め応援してあげてほしい、と主張した。長谷川アナに罵倒され気分を害したネットユーザーは長谷川アナへの攻撃を開始し、そして持ち出してきたのが先の過去のブログだった、というわけだ。掲示板には山中アナを擁護しているけれども矛盾が多い、などといった批判が出ていて、

「自身も被災地で食料買占めしていたと判明してブーメラン直撃wwwww」
「他人をかばってるフリして自己弁護してたのか」
「擁護のふりした炎上芸だろこれww」

などといった書き込みが出ている。長谷川アナはブログで、今回のようなネットユーザー批判をするのではなく、過去のブログと同じように報道陣の被災地での食糧調達の実態を説明していれば、ネットユーザーの評価は全く違うものになっていたのかもしれない。

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