トヨタ自動車は2016年4月20日、熊本地震の影響で稼働を順次停止している国内の車組立工場の大半について、25日から段階的に再開すると発表した。部品調達の目途がたったため。
同社グループ「アイシン精機」の子会社(熊本市)の工場が被災し、ドア部品などが供給できなくなっていた。そのためトヨタは、国内15工場での生産を23日までに順次停止するとしていたが、海外拠点から輸入することで部品を一定数確保できる見通しとなった。25日から28日にかけ、計11工場の稼働を再開する。
一方、愛知県豊田市の元町工場など一部は、引き続き稼働を停止する。