2015年度の訪日外国人客数(推計値)が、初めて2000万人の大台を突破した。日本政府観光局が2016年4月20日、発表した。アジア諸国を中心に訪日客が増えて、15年度は前年度と比べて45.6%増の2135万9000人となった。訪日客の内訳をみると、中国、韓国、台湾、香港の4か国・地域で全体の7割超を占めた。
円安や訪日ビザ(査証)の発給要件の緩和のほか、格安航空会社(LCC)を中心としたアジアでの国際航空路線の拡充が寄与した。
政府は、東京五輪・パラリンピックが開催される2020年までに、年間の訪日客数を4000万人に増やすことを目標にしている。