セブン&アイ・ホールディングス(HD)は2016年4月19日の取締役会で、中核子会社であるセブン-イレブン・ジャパンの社長を務める井阪隆一取締役(58)が社長に昇格する人事を決めた。長年グループをけん引してきた鈴木敏文・会長兼最高経営責任者(83)は退任する。
今後の鈴木氏の処遇については、名誉顧問や、名誉職の最高顧問の新設などが検討されている。だが、日経新聞(19日夕配信、電子版)によると、社外取締役が「影響力が残る」と懸念を示しており、引き続き調整を進めるという。
また、井阪氏のHD社長就任に伴い、村田紀敏社長(72)の退任も決定。新体制は、5月26日に開かれる株主総会を経て正式に発足する。