熊本地震で「エコノミークラス症候群」 車中泊していた女性1人死亡

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   熊本地震で避難し、車の中で寝泊まりしていた女性(51)が「エコノミークラス症候群」で死亡したと、2016年4月19日昼までに報道各社が伝えた。それによると、死亡した女性は17日、熊本市西区にある自宅駐車場で車中泊し、18日朝、車から降りた際に倒れた。心肺停止の状態で国立病院機構熊本医療センターへ搬送され、その後死亡が確認された。

   熊本県内では、避難所が満杯で入れない、余震をおそれて屋内にいられない、という理由から車中泊をする避難者が多い。窮屈なため姿勢が悪くなり、足の静脈の血流が悪くなって血液が固まることがある。この固まりが肺や心臓に達して血管を詰まらせ、呼吸困難や心肺停止、場合によっては死に至るのが「エコノミークラス症候群」で、県内では地震発生後、病院に搬送される人が増えているという。

   厚生労働省は予防として、水分補給をしたり、1時間に一度は足を動かしたりするよう呼びかけている。

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