冷暖房完備で、10センチの断熱材を使っている
その理由としては、明確な根拠はないが、仮設住宅の設置によって建設業者らが潤う「災害特需」があるのではないか、とみる向きもある。
清水国明さんは、仮設住宅について、こう指摘する。
「隣の音も聞こえるほど粗悪な住宅が多く、被災者がかわいそうですよ。壊すのにも数百万円かかり、金や時間の無駄だと思います」
トレーラーハウスは車内が狭いなどのデメリットがあるのではとの声もネット上であるが、清水さんは否定する。
「冷暖房完備で、10センチの断熱材を使っています。窓が2重ガラスで、床暖房もあるんですよ。居住性もよく、仮住まいとしては、まったく問題ないと思っています」
清水さんは、備蓄している10台とも国産車を使っており、自動車メーカーなどと協議して、日本の新しい産業にしようと働きかけているとした。
熊本の被災地にトレーラーハウスを送ることは、国からも要請を受けているという。東北地方からも25台が送られる予定で、現在は集会場や売店、宿などに使われているが、熊本で使ってほしいと要望があったそうだ。