「これは特にCMやらんでも売れたと思うわ」
同社広報によると、CMの取りやめ騒動が結果的に商品の知名度を上げることになった可能性は否定できない、という。また、
「CMを取りやめたことで反発していた人たちが、溜飲を下げることで、また日清の商品を買ってやろうかなどと思っていただけた、ということも考えられるのですが、個別の情報は持ち合わせておりませんのでよくわかりません」
と話している。というのも、実はこのCMは同社のカップヌードル全体のPRをするもので、「カップヌードルリッチ」限定のものではないからだ。
また、CMの取りやめは評価される一方で、「なぜやめた」という批判も会社に寄せられており、全てがプラスに進んだわけではないからだという。
このため、ネット上では様々な意見が出ていて、
「矢口が出なければもっと売れてた」
といった、CMを取りやめたから売り上げが好調だという意見は実はあまり多くない。
「矢口のCM中止がほんとうに売り上げアップに関係あるのか疑問。スッポンとかフカヒレって言われたら食べてみたいだろ普通」
「これは特にCMやらんでも売れたと思うわ」
「カップヌードルをCMで買う買わないを決めた事はない」
などと単純に商品に魅力があったから売れただけだと考えている人の方が多い。
いずれにせよ、日清にとっては、カップヌードルの抜群のブランド力を再確認したことだけは間違いないようだ。