2016年夏の参院選から選挙権年齢が18歳に引き下げられるのを前に、女優の広瀬すずさん(17)が4月17日、都内で行われた総務省のPRイベントに出席した。
広瀬さんは18歳選挙権のPRキャラクターを務めており、6月19日に18歳の誕生日を迎える予定。16年夏の参院選では投票権を持つことになる。イベント冒頭、広瀬さんは「全然分からないことが多いので、今日来た人と一緒に勉強したい」と話し、出演者の解説に聞き入っていた。
LINE生中継は取りやめ
イベントは、広瀬さんが出演する若者向けのラジオ番組「スクール・オブ・ロック」(TOKYO FM)と連動する形で開催。抽選で選ばれた高校生リスナーら250人が参加した。
広瀬さんは熊本地震の最初の地震が起きた4月14日夜、
「九州の皆様ご無事でしょうか ニュースをみて驚いております 大丈夫ですか、怖いですね... 安全なところに避難して下さい」
とツイートするなど、被災地について気遣っていた。
今回のイベントはLINE経由で生中継される予定だったが、熊本地震に配慮して生中継は取りやめとなり、改めて録画で配信されることになった。また、イベントを通じて広瀬さんが発言する機会も多くはなかった。
イベントでは、ラジオ番組で司会を務める「とーやま校長」ことグランジの遠山大輔さん(36)と「あしざわ教頭」ことパップコーンの大桶純一さん(35)らが選挙の仕組みを解説し、会場に集まった高校生に○×クイズを出して、広瀬さんが解説するなどした。
クイズの中には
「投票できる年齢になっていないため、気になる立候補者の選挙運動に関連するツイートをリツイートすることはできない」
といった「難問」もあった(正解は○の「できない」)。
広瀬さんは
「リツイートすること自体が支援になってしまう。これは有権者にしかできないこと」
などと正解の理由を解説していた。
最前列には広瀬さんの名前が入った「うちわ」など応援グッズを手にした女子高校生が陣取り、報道陣向けの写真撮影の際には「かわいい!」などと黄色い声援を飛ばしていた。