初代「連合」会長、山岸章氏が死去 細川政権樹立に尽力

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   労働組合の中央組織「連合」(日本労働組合総連合会)の初代会長、山岸章氏が2016年4月10日、老衰のため死去した。86歳だった。連合が15日、公式サイトで発表した。

   大阪市出身。1948年、旧逓信省の金沢逓信講習所を卒業し、旧全電通(現NTT労組)の委員長、情報労連委員長などを歴任した。旧社会党系の総評、旧民社党系の同盟に分かれていた労働運動を統一。1989年に連合を発足させ、5年間初代会長を務めた。2000年に勲一等瑞宝章を受けた。

   連合会長時代は、細川護煕政権の樹立に尽力した。93年、宮沢内閣の不信任決議案に賛成した小沢一郎氏や羽田孜氏が自民党を離党すると、各党幹部をつなぎ、共産党を除く非自民勢力を結集させた。

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