東京ディズニーシー(TDS)の開演15周年記念イベント「東京ディズニーシー15周年 ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ」が2016年4月15日に開幕したが、14日夜に熊本で起きた最大震度7の地震を受け、15日午前のオープニングセレモニーは中止となった。
死傷者や建物倒壊が相次ぐなど、大きな被害を受けた九州の人々に配慮した形となったが、セレモニーを待ち望んでいたファンもおり、複雑な声が上がっている。
「ずっとずっと楽しみにしてた...」
TDSは01年9月に開業。同時に、4月15日は東京ディズニーランド(TDL)の開演記念日でもあり、運営するオリエンタルランドは17年3月17日まで約1年間にわたって記念イベントを開催する。イベント限定のショーを複数開催するほか、スペシャルグッズ、メニューも多数用意している。4月15日、TDS、TDLは通常通りに開園しているが、オープニングセレモニーは地震に配慮して中止となった。
「この判断は仕方ない」
「さすがにお祝いするような雰囲気ではない」
「過度な自粛というよりは思いやりっておもう」
そんな声がネット上で出るとおり、やむを得ないと言えなくもないが、ビッグイベントとあってこの日を待ち望んでいたファンは多く、
「やってもいいんじゃないかな。配慮しすぎ」
「ずっとずっと楽しみにしてたセレモニーも中止になりました」
「こんなときだからこそディズニーには夢を見せて欲しいけど、一晩考えた結果ではあるんだろうな...」
と複雑な心境を吐露する声が上がっている。
東日本大震災の時も
中には、11年3月11日に起きた東日本大震災の影響で、多くの人々、企業が一時的に活動を控えたものの、支援のためにも「過度の自粛はやめて」との声が被災地も含めた各所からあがったことを思い出す人もいた。
「自粛とかやめてくれ。東日本大震災から何も学んでないな」
「震災の時も自粛、自粛でなんかこっちが申し訳なくなったもん。問題ないところはいつも通りでいいんだよ」
「そんなに配慮したかったら、そのセレモニーで得た収益を熊本に送れよ」