JALとANA、女子大生狙って「陣取り合戦」 CA採用環境の激化で「青田買い」?

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   日本航空(JAL)と全日空(ANA)の航空大手2社が、ここ3年ほどの間に全国の大学との連携を強化している。提携先は、いわゆる「お嬢様大学」と呼ばれる学校が多く、「陣取り合戦」の様相だ。

   両社は連携の目的として「人材育成」などを挙げるが、客室乗務員(CA)の採用が厳しさを増すなかで、2大航空会社が意欲の高い学生の「早期囲い込み」に向けた取り組みだとみることもできそうだ。

  • 航空業界での採用環境は厳しさを増している
    航空業界での採用環境は厳しさを増している
  • 航空業界での採用環境は厳しさを増している

JALは6校と「包括的連携協定」

   提携の動きが始まったのは2014年夏。JALは14年7月に関西外国語大学と包括的産学連携協定を結んだのを皮切りに、名古屋外大や同志社女子大など計6大学・法人と協定を結んでいる。具体的には、出張授業(講師派遣)、職場見学、オープンキャンパスでのイベント開催といった取り組みが進んでいる。目的には

「人的・知的資源の交流と活用を図り、教育・研究・文化などの分野において、社会の発展と教養豊かな国際人材育成に寄与すること」

とうたっている。JALでは

「協定の目的に採用活動は含まれておりません」

と説明しているが、「人的・知的資源の交流と活用」にはCAの採用活動が含まれるようにも読める。

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