若い白人医師の半数は間違った偏見の持ち主
回答は「間違い」「おそらく正しい」「十中八九正しい」「正しい」の中から選ばせたが、参加者のうち平均して12%が間違った記述を「正しい」と答えた。間違った記述を「おそらく正しい」「十中八九正しい」と答えた人も含めると、平均して約50%が、黒人に対して誤った知識を持っていることがわかった。
研究リーダーの白人女性、ケリー・ホフマン博士(心理学)は、AFP通信の取材に対してこうコメントしている。
「今回の検証で、間違った考え方を支持している白人医学生の割合は驚くほど高いものでした。黒人は白人より感覚が鈍いという認識は、奴隷制時代にさかのぼる考えですが、それがいまだに黒人患者の痛みに対する不十分な治療につながっているのです」