バドミントン男子のリオ五輪金メダル候補だった桃田賢斗選手(21)らの賭博問題は、女性トラブルに巻き込まれたことで発覚した可能性が出てきた。所属するNTT東日本関係者の話や週刊誌の報道などから、その経緯が少しずつ見えてきた。
桃田選手らは2016年4月8日に記者会見して経緯を説明したが、その後も、新事実などが次々に明らかになっている。
違法スロットでも数十万円負ける
所属先のNTT東日本にJ-CASTニュースが取材すると、記者会見の翌9、10日に弁護士を交えて桃田選手らの聞き取り調査を行った結果、闇カジノ店出入りとほぼ同じ時期に、同じ東京都墨田区内の違法スロット店にも通っていたことを認めた。桃田選手は、5回、数十万円負け、ロンドン五輪元日本代表の田児賢一選手(26)は、20回、約50万円負けていた。ほかに、OBも含め男子選手5人が出入りしていたという。
さらに、桃田選手が田児選手とカジノ店に行ったとした6回のうち、1回は、田児選手とではなく、墨田区内の錦糸町にあるカラオケスナックの年上ママと行っていたことも分かった。桃田選手は、このスナックに10回ほど通っていたといい、ママに誘われてカジノ店に行ったという。
デイリー新潮は13日までに、14日発売の「週刊新潮」の記事の一部として、このママとのことがきっかけで、今回の賭博問題が発覚したと、報じている。
それによると、桃田選手は、ある人物から電話を受け、ママとの「キス写真」が出回っていて、買い取るように匂わされた。記事では、ママの顔をぼかしたキス写真も載っている。脅迫や美人局の可能性もあり、桃田選手が関係者に相談したことでカジノ店出入りが知れ渡ったという。
同様の写真は、アサヒ芸能の紙面にも載っている。