「このようなご質問を頂いたこと自体、大変遺憾です」
そうしたストッキングにまつわる「都市伝説」の極め付けとも言えるのが、「伝線しないストッキングを作る技術はすでにあるが、未だに発売されない理由は利用者が買い替えなくなるから」というものだろう。
以前からSNSなどで広まっていたが、2016年4月8日にまとめサイトに取り上げられると、「業界の裏事情があるのでは」「技術はあるけど儲からないから作らない」といった憶測が多数飛び交う状況となった。
伝線しにくさ、耐久性の強さを謳うストッキングはすでに発売されている。しかし、「伝線しないストッキング」など果たして存在するのだろうか。
J-CASTニュースが4月8日、ある大手ストッキングメーカーに事の真偽を問い合わせると、11日になって、こんな回答がメールで返ってきた。
「私どもの回答を待つまでもなく、本件は明らかに都市伝説であり、先日電話口で申し上げましたが、J-CAST様からこのようなご質問を頂いたこと自体、大変遺憾です」
そんなことあるわけがないでしょう、ということのようで、その後の取材も断られた。当分、予備のストッキングを持ち歩く日々が続きそうだ。