東京都に住んでいる人が「ふるさと納税」で地方自治体に収めた寄付金は、2014年の実績で最多の83億8929万円にのぼった。総務省が2016年4月4日、ホームページに公表した。14年のふるさと納税の総額は、前年比2.4倍の341億円。東京、大阪、名古屋の3大都市圏の住民からの寄付額が全体の70.5%を占めた。
ふるさと納税が多かった都道府県は、 東京都(83億8929万円)。以下、神奈川県33億6236万円、 愛知県30億5495万円、大阪府27億8198万円、兵庫県16億8059万円と続いた。
ふるさと納税は、都市部から地方に税収の一部を移すことを狙いに、寄付額の2000円を上回る部分を住民税などから差し引くことができる。一方、寄付先である出身地などの地方自治体は魅力的な返礼品を用意している。