賭博バドミントン2選手に「温情措置」はありか 「カジノ法案」の行方も複雑にからんで......

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「実力があろうとダメ」ネット上は厳しい声多く

   一方で、銭谷欽治専務理事は、世界ランキングで2位にも入っている桃田賢斗選手はポテンシャルが高いとして、「選手生命も視野に入れて適切な処分を行いたい」と配慮する意向も示した。

   テレビのワイドショーなどでも、メダル候補だった桃田選手らについて、キャスターらから五輪選考漏れの見通しについて残念がる声が出ている。作家の室井佑月さんは、4月7日放送のTBS系「ひるおび!」で、「若いころからずっと努力し続けてきて、代表選手になるまでになった」として、「厳重な注意くらいで終わりにならないかな」との感想を漏らしていた。

   さらに、今国会で成立の可能性は少ないものの、与党などがカジノ法案を国会に提出したこともあり、国際カジノ研究所長の木曽崇さんはツイッターで、

「野球選手の野球賭博はアスリートとしてアウトだと思うが、バトミントン選手が裏カジノ賭博で選手生命絶たれるっちゅうのは、少し同情せざるをえない」

と発言した。

   ネット上では、「凶悪事件じゃあるまいし責任が過剰すぎる」などと擁護する向きもあるが、厳しい意見の方が多い。

「実力があろうとダメだと思います」
「自業自得としかいいようがない」
「厳しい処分もしょうがない」

などと書き込まれている。

   ただ、次の東京五輪については、反省して出直せば復活はあるかもしれないとの声は多かった。

   なお、NTT東日本の奥本雅之バドミントン部長は、8日の会見に同席し、2選手のことは調査中だとして、「規定に則って厳正に対処したい」と明かした。処分には、注意から解雇まであるが、賭博という不法行為で社会への影響も大きいことから、「かなり厳しい処分にならざるをえない」という。ただ、今回は、ほかにOBを含め男子選手6人も賭博行為をしていたことも分かっており、それを勘案して決めるとしている。

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