夕刊紙では「安倍総理からは、影響力があるとほめられた」
この問題をめぐって、民進党は4月8日に懲罰動議を衆院事務局に提出する事態となり、おおさか維新の遠藤敬衆院議員は同日の衆院議院運営委員会理事会で発言を陳謝。足立氏を呼んで注意したことを明らかにした。
民進党は、「おおさか維新」とたもとを分かった旧「維新の党」と民主党が合流して発足した。そのため、「おおさか」側には組織として民進党を嫌悪する体質があるとの見方がある。
この点について、民進党の岡田克也代表は4月8日夕方の記者会見で
「そこは分かりませんので、代表がいちいち細かく言うことなのかな、という感じはする。ご本人が勝手に言ったことだと想像するが、でもそういうことが放置されている意味では党にも責任があると思う」
と話し、あまりコメントすらしたくない様子だった。
足立議員本人は「どこ吹く風」といった様子だ。ツイッター上の「人にアホいう言う奴こそがアホじゃ!」という声に対して、4月7日深夜、「そのまま、お返します!」と返信。翌4月8日の理事懇談会で民進党の委員から発言を批判されると「不愉快な思いをさせたとすれば陳謝したい」などと述べたが、議事録を読み返しても事実誤認はないと主張した。
足立氏は、16年3月12日付(11日発行)の日刊ゲンダイで、自らについて「僕はヤジの帝王」との認識を示した上で、
「安倍総理からは、直接『足立さんのヤジは影響力がある』とほめられましたよ」
と話したという。