2020東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムについて、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は2016年4月8日、最終候補を発表した。申請受付順に「組市松紋(くみいちまつもん)」、「つなぐ輪、広がる和」、「超える人」、「晴れやかな顔、花咲く」の4作品だ。
発表会で宮田亮平エンブレム委員長(文化庁長官)は、選考のうえで「参画」と「透明性」を重視したと説明したうえで、「国内外の商標手続きをすべてクリアしたものであります」と胸を張った。8日から17日まで、国民からインターネットとハガキで意見(150字以内)を収集。それを受けて、エンブレム委員会が25日に最終審査・決定する。
佐野研二郎氏制作のエンブレムが白紙撤回後、組織委は15年11月~12月にかけて新たなエンブレムを公募。1万4599点から、形式要件・デザインのチェックを経て、4作品に絞り込んだ。これらを商標調査したうえで、今回の発表となった。