栃木女児殺害、被告に無期懲役判決 宇都宮地裁

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   2005年に栃木県今市市(現日光市)の小学1年生・吉田有希ちゃん(当時7歳)が殺害された事件の裁判員裁判で、宇都宮地裁は2016年4月8日、殺人罪に問われた無職の勝又拓哉被告(33)に対し、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。

   被告は捜査段階で殺人容疑を認めていたが、その後、全面否認に転じた。直接的な証拠はなく、捜査段階の自白の任意性と信用性が最大の争点に。法廷では取り調べの録音・録画が7時間以上再生された。今回の判決は、すでに有罪の部分判決が出ていた商標法違反と銃刀法違反を含めた量刑。

   判決直前の7日にはTBS系ニュースネットワーク「JNN」の単独取材に応じ、「殺してないけど認めたほうが印象いいし、認めずにこのままずるずるいったら刑が重くなるし」「自白しなかったら死刑になると警察官に言われて自白した」などと語ったという。

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