兵庫県尼崎市で男性(63)が病院に救急搬送された。この男性は入院する事になったのだが、検査と治療が終わり預けていた持ち物が返された時に財布に入れていた約35万円が無くなっていた。監視カメラの映像などを調べたところ、盗んだのは病院の正看護師の男(40)だったことが分かった。
命を預けている担当看護師に所持金を盗まれるというのはショッキングな出来事だが、ネット上では35万円入りのパンパンな財布が手元にあったら変な気になる可能性もある、などと、妙な関心も高まっている。
救命救急センターの監視カメラに映っていたもの
兵庫県警尼崎南署にJ-CASTニュースが取材したところ、事件が起きたのは2016年3月1日。午前11時ごろ、病気で男性が兵庫県立尼崎総合医療センター内の救命救急センターに救急搬送された。検査のため衣服を着替えて持ち物などを担当する看護師に預けた。検査と治療はその日の午後6時半ごろまで続き、入院することになった。そして衣服や持ち物が返されたが、財布の中にあった約35万円が全部無くなっていることに男性が気づいた。
尼崎南署が監視カメラの映像を調べたところ、奇妙な動きをしている男が映っていた。それが男性の衣服や荷物を預かっていた看護師の男だった。尼崎南署は窃盗容疑で16年4月5日に逮捕し、動機について捜査中だという。