大豆イソフラボンが、女性ホルモンと同じ働きをする
坂上忍「怖い話だね~。旦那の健康にいいことまで計算しているのかい? ところで、どうして豆乳を飲むと性欲が下がるの?」
ここで、内科医の大竹真一郎医師が登場し、こう解説した。
「豆乳の原料の大豆に含まれている大豆イソフラボンが、女性ホルモンと同じ働きをするのです。性欲の源は男性ホルモンですから、豆乳を飲み過ぎると、体内に女性ホルモンが増えて、男性ホルモンの働きを抑えてしまうのです」
大豆イソフラボンを「植物性女性ホルモン」と呼ぶ専門家もいる。ホルモンのとり過ぎは何にせよ体によくない。後でふれるが「女性化」してしまうのだ。
番組でも少し紹介したが、2014年10月に「大豆食品」がオトコの機能を衰えさせるという怖い研究が発表された。米カリフォルニア州のロマリンダ大学が、地元のベジタリアン(菜食主義)の宗教団体の人々が非常に長寿で、特に男性が平均寿命より10年長生きすることに着目した。そこで、ベジタリアンの男性は精子の働きが活発なのではないかと調べると、予想とは正反対だった。精子の数は肉を食べる男性の7割しかなく、精子の運動能力も半分程度だった。ベジタリアンは、長生きの代償に生殖能力が減退してしまうのだ。