歌舞伎役者・片岡愛之助さん(44)と結婚した藤原紀香さん(44)への風当たりが強い。
インターネット上だけでなく、ファッション評論家や表情分析官など「専門家」からの辛口コメントも目立つ。これには、さすがの本人も「涙が出ました」とブログで嘆いている。
西川史子「私は恥ずかしくてできない」
2016年3月31日、帝国ホテル(東京都)にて結婚会見を開いた2人は、金屏風を背に幸せを報告した。会場には約200人もの報道陣が集まり、各局のワイドショーをはじめ、さまざまなメディアで取り上げられた。
しかし、結婚という祝福されるべき話でありながら、厳しい指摘も目立つ。とりわけ批判を浴びているのは、再婚で「梨園の妻」となった藤原さんだ。ネット上では関西弁を織り交ぜながら話す様子が「あざとい」などと叩かれてしまった。
「1回目の時は中継までしていたのに、よくできるなって。私は恥ずかしくてできない」――。医師でタレントの西川史子さん(44)は、同日に出席したTOKYO MXの会見でこう語った。
2007年に元夫の陣内智則さん(42)と挙げた披露宴は、あまりの豪華さから当時大きな注目を集めた。藤原さんと同い年であり、2年前に離婚を経験した身としては、「2度目の盛大会見」は理解できなかったらしい。
専門家も辛口だ。ファッション評論家の石原裕子氏はスポニチアネックスの4月1日配信記事の中で、会見時の着物を「梨園の妻としては落第点」と指摘している。
藤原さんが選んだのは、ダイヤモンドリリーとカサブランカが描かれた藤色の訪問着。石原氏は同記事の中で、この柄や配置を問題視し、「藤原紀香が主役ですという装いになってしまった」とした。
ブログでショック「勝手な憶測を全国放送されたなんて」
3日放送の「Mr.サンデー」では、表情分析官の清水建二氏が会見映像をもとに分析。相手との共感や不安を示す際に表れる「ハの字」の眉や、うなずきの多さに着目した。
清水氏によれば、感情が継続するのは「長くても7秒」だという。その上で「藤原さんの感情、いわゆる共感感情は、やや過剰」「半分、演技だとは思うんですが」などと指摘し、献身的な妻になっていきたいという強い気持ちの表れではないかと分析した。
こうした声に、本人もいよいよ我慢できなくなったようだ。4月5日に更新したブログでは、相次ぐネガティブな報道について、
「勝手な憶測で、数字を取るため、部数を稼ぐため 好き放題に報道しているところもありますが(笑)全く気にしません」
と強気にやり返した。だが、Mr.サンデーでの表情分析については、
「ミヤネさんの番組だし好きで良く見ていたミスターサンデーさんで、会見の時、瞬きが多かったので紀香さんの言葉は嘘です、科学的に分析しました!とまで言われていて、人としてこれは、涙が出ました」
と傷ついたことを打ち明けた。
会見は通常の仕事とは異なるため、「正直、緊張しました」と告白。その上で、
「そんな緊張の中、これまで皆様にお伝えできなかった気持ちやすべてを心から話しました。それを嘘を言っていると、勝手な憶測を全国放送されたなんて」
と嘆いた。