酸素濃度が著しく低下し「失神レベル」に
53歳男性も同様に、寝酒をした日は寝ている間も心拍数がずっと高かった。さらに別の問題も見つかった。眠っている際に呼吸が一時的にストップする「睡眠時無呼吸症候群」だったのだ。男性は普段から、いびきが大きいと指摘されている。実験した2日間で酸素濃度を測ったところ、寝酒した夜は数値が大幅に下がり、午前3時には50%まで落ちていた。これは、失神してもおかしくないレベルだ。
スタジオでは、レギュラー出演している渡辺満里奈と英玲奈がビックリ。
英玲奈「息してないんだ...」
渡辺「危険なんだよね」
飲酒すると、のどの筋肉がゆるんで気道が狭くなるため、無呼吸症候群がさらに悪化してしまうのだ。
寝酒が睡眠にとっては逆効果という指摘は、少なくない。例えば2013年2月5日付の日本経済新聞の記事では、アルコール摂取により「脳は覚醒に近い状態だが身体は休息している『レム睡眠』を妨げるため、筋肉が休まらず、翌日にだるさが残りやすい」と説明している。ところが、不眠に悩むと酒に頼る傾向が強いのが、日本人の特徴だそうだ。寝つきが悪い日が続くようであれば、早めに専門医の診断を受けた方がよいだろう。